The International Arthurian Society - 国際アーサー王学会日本支部

魔法使いマーリン

田中ちよ子(中央大学兼任講師)

 

 円卓の騎士でもないのに、アーサー王伝説では絶大の存在感があるマーリン。だが、その正体は実に謎が多い。マーリンの母親は高貴な生まれの未婚女性で、父親は夢魔、一種の処女受胎である。父の魔力を継ぐ一方で、神の恩寵により予言の能力を得たとされている。人知を超える叡智や力を持つマーリンは、戦、政治、恋愛など多方面において王や円卓の騎士たちの良き相談相手でもある。しかし悪魔の遺伝子には抗えず、女好きという弱点もあり、伝説では乙女の色香に惑わされて現世から姿を消すという不名誉な最期を迎えている。聖人のようでもあり、悪魔のようでもあり、超自然的存在でありながら妙に人間くさいところもある、作品によって変幻自在に姿を変える、一筋縄ではいかないのがマーリンなのだ。  

 

 キャラクターの成り立ち
 アーサー王伝説の予言者・魔法使いマーリンというキャラクターは、『ブリタニア列王史』 Historia Regum Britanniae (The History of the Kings of Britain) [以後、Historyと表記する] (1138年頃) を書いたジェフリー・オヴ・モンマス(Geoffrey of Monmouth, 1100-54頃)の完全なフィクションである。ただし、予言の力を持つ摩訶不思議な人物を登場させるにあたり、モデルになったと思われる人物が二人いる。
 一人目は、ジェフリーの後の作品『マーリンの生涯(Vita Merlini)』(1150年頃執筆)からも明らかだが、573年頃にカンブリア(北ブリテン)で起きたアルデリズの戦いで正気を失い、野人化した予言者。この人物は武将の一人かドルイド僧など、かなりの高位にあった人物と思われるが、戦いで主君や近親者を失い、悲しみに気がふれて、南スコットランドの森に逃げ込んだ。そして動物とともに野に暮らすうちに、恩恵とも呪いともとれる予言の力を得た、と言われている。似たような野人予言者の伝説はスコットランド、ウェールズ、アイルランドに存在するが、ウェールズではこの野人をミルディン(Myrddin)と呼んでいる。ウェールズの伝承では、「ミルディン」は高名な詩人であるとともに、偉大な予言者としても知られている。ジェフリーはこの名をラテン語に変換してMerlinus、すなわち「マーリン」としたのである。
 二人目のモデルはアンブロシウス(Ambrosius)と呼ばれる少年である。北ウェールズの聖職者ネンニウス(Nennius, 生没年不詳)が8世紀後半頃に書いたとされる『ブリトン人の歴史(Historia Brittonum)』に登場している。ブリテン王ヴォーティガーン(Vortigern)は建設中の砦の基礎が固まらず、頭を悩ませていた。父親なしで生まれた子どもを生贄にして、その血を土台に混ぜるとよいと進言された王は、国中に捜索の使いを出し、宮廷に連れてこられたのがこの少年だった。ところが少年は、砦の基礎が固まらない本当の理由は地下で二頭の竜が争っているからだと告げる。掘り返してみると、果たして白と赤の竜が現れた。ジェフリーはこのエピソードをそっくり採用し、少年の名をマーリン・アンブロシウスに変えた。そして、竜のエピソードに続き、神がかり的トランス状態に陥ったマーリン少年が国の行く末とアーサー王の出現を予言する(History 166-69)。
 ジェフリーの提案する年代によると、ヴォーティガーンの治世は425年頃に始まる。野人伝説は6世紀後半の人物であり、5世紀後半と思われるアーサーの時代からもさらに100年ほどのずれがある。一体、マーリンはどれだけ長生きしたのか?と問いたくもなるが、二人のモデルはもとより同一人物ではなく、それぞれがアーサー王とは接点のない伝説に登場している。アーサー王伝説の魔法使いマーリンは、ジェフリーが不思議な人物たちのおいしいところを寄せ集めて作りあげた、張りぼてキャラクターなのだ。  

 

 魔法使い:生と死と力
 世界的ベストセラー『ハリー・ポッター(Harry Potter)』シリーズ(1997~2007年)では、 驚きを表す時、“Oh, my God!” の代わりに “Merlin’s beard(マーリンの髭)!” と叫び、 魔法界に貢献した優秀な人物にはマーリン勲章(Order of Merlin)が授与される。魔法使いマーリンの名はアーサー王伝説を飛びだし、SF・ファンタジーの世界に広く浸透している。これほど有名なマーリンの魔法だが、その力の源は摩訶不思議な生まれと関係があるらしい。
 先にも述べたが、『ブリタニア列王史』のマーリンは父なし児として登場する。彼の生き血が狙われたのは、超自然的方法で生まれた者は不思議な力を宿す、と考えられたからだろう。果たして、呼びだされたマーリン少年は過去も現在も未来も見通す千里眼の持ち主だった。さらに、長じて高名な賢者として再び宮廷に呼びだされ、独力であっさりストーンヘンジを築きあげ、時の王ウーサーと自分の姿を別人のものに変えたりする。だが、厳密に言えば、マーリンの父親は不在ではなく、人間の男性を親にもたないのだ。マーリンの母の説明はこうだ――ある日、美青年が現れて自分を抱きしめ、そして忽然と姿を消した。その後も、姿の見えない何者かが頻繁に訪れては自分を抱き、その結果妊娠した、という(History 167-68)。興味深いことに、ヴォーティガン王の賢者はこの説明を容認している。「アプレイウスが『ソクラテスの神』で述べているように、月と地球の間には、我々が夢魔と呼ぶ精霊が住んでおります。これらの精霊は人間の性質と天使の性質を持っており、思いのままに人の姿をとって女たちと性交するのです」(History 168; 拙訳 田中)。また、さまざまな書物にそのような生まれの人がたくさんいると書いてある、とも言っている。そのような生まれの有名人といえば、もちろんイエス・キリストである。
 『ブリタニア列王史』のマーリンはアーサーと対面することなく物語から姿を消す。しかし、フランスに渡ったアーサー王伝説は、キリスト教の影響を受けつつ大幅に書き足され、その中でマーリンの能力は増大、アーサーとも密に関わるようになる。現世にアーサー王国という理想郷を築き、円卓の騎士による聖杯探究を成就させるという使命を帯びたマーリンは、誕生エピソードもキリストの降誕を意識して翻案されている。マーリンの母の処女受胎はアンチキリストをこの世に送り出そうする悪魔の仕業だが、マーリンは生まれてすぐ洗礼を受けたために企みは覆され、神の祝福と恩寵を賜る。聖なる予言者として絶大な魔法の力を持つマーリンは、宮廷一の賢者として政にも、戦にも、色事にも手出し、口出しをして、アーサーの治世を繁栄に導く。しかし、神と悪魔、超自然と人間など、相反する性質を合わせ持つゆえに、マーリンのキャラクターは定まりにくい。
 フランス流布本物語群(1215-35年頃、成立)のひとつ、『マーリン物語(Estoire de Merlin)』のマーリンは聖杯の予言者という善のイメージが漂う。その一方で悪魔の血が騒ぐのか、気まぐれな変身で王侯貴族をからかうこと度々(父の夢魔に見られるように、姿形を自在に変える能力は悪魔の特性の一つ)、他人の色事にも首を突っ込まずにいられない (“lust”すなわち「肉欲」はキリスト教七つの大罪のひとつ)。さらに後期流布本物語群(1230~40年頃)の『続マーリン(Suite du Merlin)』では、悪魔の遺伝子によるダークな面が強まり、攻撃的で陰険なマーリンが描かれている。ここに、二人の楽師を殺害するエピソードを紹介しておこう。
 森を旅するマーリンは、豪華に着飾った見目麗しい青年楽師二人と出会う。この二人は実は魔術師で、通りかかる人々を楽の音で無気力な状態にしては、連れあいの目の前で女性を犯し、その後男性を殺害するという悪行を繰り返していた。マーリンは楽師を装う魔術師たちに魔法をかけて無力にすると、地中に掘った穴に入れて、硫黄の火で焼き殺す (Lancelot-Grail 4: 249-50)。魔法で自由を奪い、火をつけるとは残酷な方法をとったものだが、あらぬ肉欲で多くの人々を苦しめた魔術師たちにはふさわしい最期とも言える。旧約聖書の『創世記』では、快楽の都ソドムとゴモラは神の怒りに触れ、天から降る硫黄の業火に焼きつくされて滅びるからだ。
 しかし、本当に興味深いのは楽師殺害の後に続くエピソードである。なんと言っても中世フランス以降、マーリンの最期は女性の存在無しには語れない。愛弟子ヴィヴィアン(Viviane)によるマーリン幽閉である(名前にバリエーションがあるが、ここではヴィヴィアンに統一する)。『マーリン物語』のように、幽閉を喜ぶわけではないが、彼女とは相思相愛の仲で、円満な引退ととれるバージョンもある (Lancelot-Grail 1: 416-17)。しかし、『続マーリン』では、一方的に乙女に思いを寄せ、強力な磁力に引かれているかのように執着する。嫌われたくない一心でなんとか堪えてはいるが、頭の中はその純潔を我がものにすることで一杯の、今でいうストーカーである。ヴィヴィアンは魔法を習いながら、師への警戒心を高める。何しろマーリンは乙女の寝込みを襲った悪魔の息子だ。変幻自在の彼がいつ同じ行動にでるか、気が気ではない。そこで、楽師の殺害からヒントを得たのだろう。ある日、ヴィヴィアンは隙を見てマーリンに魔法をかけて自由を奪う。それから、身動きの取れない彼を地中の穴に放り込み、大きな石で出入り口をふさぐと、強力な魔法で封印をほどこした。この封印を解くことができるのは術をかけた本人だけだが、もちろん彼女にその気はない (Lancelot-Grail 4: 261)。こうして、世にも有名な魔法使いマーリンは愛する女性の手によって、自らの得意とする魔法を逆手に取られ、この世から姿を消す。  

 

 マーリンの変容


「マーリンとヴィヴィアン」 
ギュスターヴ・ドレによる『国王牧歌』の挿絵より

    魔法使いはどんな姿をしているのだろう? 多くは『ハリー・ポッター』のダンブルドア教授、『ロード・オヴ・ザ・リング(Lord of the Rings)』(1954-55年)のガンダルフのような、長く白いあご鬚をたくわえた老人を思い描くのではないだろうか。マーリンもそのような姿で描かれることが多い。ヴィクトリア朝の桂冠詩人アルフレッド・テニスン(Alfred Tennyson, 1809-92年)詠う『国王牧歌(Idylls of the King)』(1859-85年)の「マーリンとヴィヴィアン(“Merlin and Vivien”)」の章では、禁忌の呪文を手に入れようとヴィヴィアンがマーリンにしなだれかかる。彼女はなまめかしい体にマーリンの長くたっぷりとした髭をマントのように広げて、“And lo, I clothe myself with wisdom (ほら見て、私、知恵をまとっているの)”と笑う(253-54行; 拙訳 田中)。
 先王ウーサー、あるいはそれ以前の代から国一番の賢者と称され、度々宮廷に招かれては相談役を務めたとなれば、アーサーの治世のマーリンはかなりの高齢である。だが、現代の偉大な魔法使いのイメージ、すなわち、髭老人=賢者の図式は、中世時代のマーリンには当てはまらず、むしろ、神童としてのイメージが漂う(Hoffman, 105-09)。また、現代では忘れ去られているが、フランス中世文学では、生まれたばかりのマーリンを目にした人々が、どの赤子よりも毛深い、と驚愕している(Lancelot-Grail 1: 172)。聖書に悪魔の姿の記述はないが、11~12世紀までには獣じみた姿の悪魔が広く描かれている。おそらくは異教の半人半獣の神々、例えばギリシア神話の牧羊神パンがキリスト教の普及とともに零落した姿であろう(Muchembled 9-34)。つまり、マーリンは魔に属する父の容姿を受け継いだのだ。
 半獣人のマーリンが定着しなかったのは、これまた父から受け継いだ変身能力のせいと思われる。あまりにも能力が高いゆえに暗殺者に狙われる危険性のあるマーリンは、真の姿を世間に見せることはほとんどなく、登場するたびに異なる姿で現れては王や騎士をびっくりさせる。しかも、その変身は10代の少年から80代の老人と世代を超え、果ては動物の姿で森を駆けまわる。人ならぬ生まれ方をしたものは、老いや寿命という人間の柵どころか、人の身体という器にさえ捕らわれないということか。
 老人の姿が定着する第一の布石は、1485年の出版以来、最も影響力のあるアーサー王伝説、トマス・マロリー(Thomas Malory, 1415?-71年)の『アーサー王の死(Le Morte Darthur)』にあるようだ。作品の大筋はフランス中世文学に負うところが大きいが、物語はアーサー誕生のいきさつから始まる。マーリンの前半生のエピソードはカットされ、悪魔の息子という説はマーリン以外の登場人物の口の端にのぼる程度。変身は健在だが、マロリーはついに一度も魔法使いの真の姿には触れなかった。加えて、住所不定、年齢不詳、出自不明。このマーリンは謎だらけだ。しかし、自分が必要とされる時にはどこからともなく現れて、救いの手を差しのべてくれる、非常に頼りがいのあるキャラクターなのだ。
 だが、登場箇所はアーサーの人生の初期段階に限られている。まずはアーサー誕生の予言とお膳立て、ウーサー王亡き後、混乱する国内で時満ちるまでアーサーを安全に育ててくれる里親の手配、国王選びの石にささった奇跡の剣、そして王妃と行方知れずの王子の対面、その全てはマーリンの手の中で事が運ぶ。そして、弱冠15歳でアーサーが王位につくと、反乱を試みる諸侯を相手に自らも戦場に立って勝利に大きく貢献する。同時に、血気にはやる若い王に、引き際をわきまえて無用な流血を避け、家臣を手厚くねぎらうよう導いていく。マロリーでは、マーリンの役割は若きアーサーの守護と教育に凝縮されている。従って、アーサーが結婚して公私共に一人前になると、役目を終えたとばかりに女性のお尻を追いかけるエピソードが差しはさまれ、あっという間に物語から締め出されるのだ。
 アーサーとの師弟関係に重きを置き、マーリンの老人姿の定着に拍車をかけたのがヴィクトリア朝時代である。中世復興の一端としてアーサー王伝説が注目をあび、騎士道精神に憧れる少年読者のためにマロリーの『アーサー王の死』が版を重ねた。しかし、当時の道徳観念から外れる事柄は削除・改ざんされ、アーサーの守護者であり教育者でもあるマーリンもまた善良な面が強調されていく。悪魔の息子説は、その叡智と力を恐れて嫉妬する人々の悪意ある噂として、悪魔との繋がりを否定しつつも、能力の高さを示す材料となった。また、ウーサー王の時代、あるいはそれ以前から仕える宮廷の重鎮として、甚だしく高齢であることを強調する作品が多い。変身への言及もまれで、老人のイメージがぶれることもない。悪魔との縁が切れたことも、老人姿が定着したことも、マーリンが物語から姿を消すときには非常に都合がよかった。王や円卓の騎士たちの導き手であるべきマーリンが、いたいけな乙女に付きまとった挙句、追い払われたなどとするよりも、さすがのマーリンも耄碌したのか、女性の姦計を見抜けなかった、と説明したほうが、まだ体裁が保てるというものだ。
 長く白い髭がトレードマークの魔法使いマーリンは今や不動のものかというと、決してそうとは言えないところが、このキャラクターの面白いところだ。英BBC製作のTVドラマシリーズ『魔術師マーリン(Merlin)』(2008-2012年)では、アーサー王子と同年代の若者として登場する。「ビルドゥングスロマン(Bildungsroman)」(主人公の成長を扱う教養小説)に、若者と老人の師弟関係はつきものだが、このシリーズではマーリンが主人公、すなわち成長すべき若者である。生まれもった魔力は底知れないが、知識と経験においては師である白髪の宮廷医師ガイアス(Gaius)に及ばない。若く未熟な魔法使いが一人前となるためには、修行が必要なのだ。
 アーサーを差しおいて主人公に格上げされるのも、若い姿で描かれるのも、このドラマが初めてではない。20世紀末以来のファンタジーブームにのり、魔法の力をもつマーリンは実は注目のキャラクターだ。ジェイン・ヨーレン(Jane Yolen)のマーリン3部作 Passager (1996年), Hobby (1996年), Merlin (1997年)、それから、邦訳もされているT. A. バロン(Barron)の『マーリン』シリーズ5部作 (1996-2000年)は、アーサーと出会う以前の、マーリンの少年時代の物語である。また、The Crystal Cave (1970年)をはじめとする、メアリー・スチュアート(Mary Stewart) のマーリン3部作 (1970-79年)は、老人となったマーリンが己の生涯を振りかえる形で物語が始まり、魔法使いの視点からアーサー王国の栄枯盛衰が語られている。
 魔法というファンタジーの世界を抜けることはないが、それでもマーリンはかなり現実の世界に近い存在となった。現代作品のマーリンは、生まれた瞬間から超人として描かれた中世時代とは趣を異にする。凡人にはない才能に恵まれているとはいえ、さまざまな試練を乗り越えなければ原石は磨かれず、偉大な魔法使いにはなれない。老魔法使いも、かつては若者だったのだ。テニスンのヴィヴィアンが言うように、長く白い髭は叡智の証。つまり、老いたる姿はその人生の長さと、その間に蓄積された知識と技術、魔法の深さ、幅広さを暗示するものなのだ。若者の成長を支える師という脇役から、自らが成長する主役への転身、これは現代におけるマーリンの変身のひとつである。  

 

 

Bibliography

ジェフリー・オヴ・モンマス  『ブリタニア列王史』瀬谷幸男訳 南雲堂 2007年

ロベール・ド・ボロン 『西洋中世奇譚集成 魔術師マーリン』横山安由美訳 講談社 2015年

Barron, T. A. The Lost Years of Merlin Series: The Lost Years of Merlin , 1996; The Seven Songs of Merlin , 1997; The Fires of Merlin , 1998; The Mirror of Merlin , 1999; The Wings of Merlin , 2000. New York: Philomel, 1996-2000.『マーリンI:魔法の島フィンカイラ』海後礼子訳 主婦の友 2005年、他

Geoffrey of Monmouth. The History of the Kings of Britain. Trans. Lewis Thorpe. London: Penguin, 1966.
---. The Life of Merlin; Geoffrey of Monmouth: Vita Merlini. Ed. and Trans. Basil Clarke. Cardiff: U of Wales P, 1973.

Hoffman, Donald L. "Seeing the Seer: Images of Merlin in the Middle Ages and Beyond." Word and Image in Arthurian Literature. Ed. Keith Busby. New York: Garland, 1996.

Lacy, Norris J., et al., eds. Lancelot-Grail: The Old French Arthurian Vulgate and Post-Vulgate in Translation. 5 vols. New York: Garland, 1993-96.

Malory, Thomas. Works. Ed. Eugène Vinaver. 2 ed. 3 vols. Oxford: Clarendon, 1967.

Muchembled, Robert. A History of the Devil: From the Middle Ages to the Present. Trans. Jean Birrell. Cambridge: Polity, 2003.

Stewart, Mary. The Crystal Cave.1970. London: Coronet, 1995.

---. The Hollow Hills.1973. London: Coronet, 1985.

---. The Last Enchantment.1979. London: Coronet, 1980.

Tennyson, Alfred. Idylls of the King. 1859-1885. Poems, ed. Christopher Ricks. London: Longman, 1969. 1460-754.

Yolen, Jane. The Young Merlin Trilogy: Passager, Hobby, and Merlin. Orland: Magic Carpet Books Harcourt, 2004.

 
記事作成日:2016年12月8日  
最終更新日:2016年12月8日

 

 

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